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ダークソウル初見プレイ[攻略:5] [ダークソウル]

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~第5夜~

『グボォォォォー!!』

大きく、悲痛な断末魔をあげ、山羊頭のデーモンは消滅していった。


数分前・・・

白いもやの中へと入っていった私は山羊頭のデーモンと対峙することとなった。

一目散に私をめがけて迫ってくるデーモン。

「まずは動きを見極めるんだ」

相手の攻撃範囲に入らないように慎重に攻撃を見切る。

幸いにも相手の動きは緩慢だ。

しかし、一撃でも当たれば致命傷も免れないだろう。

相手の眼を見ろ、筋肉を見ろ、空気の振動を感じろ

集中は最高潮に達そうとしていた。

「!」

そのとき背中に鋭い痛みを感じた。

何だ?

何が起きている?

デーモンの動きを見つつ、後ろに眼をやる。

何か飛んでくる。

ヒュッ!

頭の横をかすめる。

矢だ。

『ウゴォォ!』

しまった、気をとられていた!

避けられない!

グシャリ。

あばら骨が数本もってかれたようだ。

グシャリといかれたなら仕方ない。

とりあえず、まずは後ろの弓兵をどうにかしなければ!

エストを一口飲み、踵を返し、全力で走る。

後ろからは雄たけびをあげながらデーモンが迫る。

前からは矢が音を立て飛んでくる。

もう、目の前だ。ふたり。

弓兵のひとりが弓をしまい、剣を取り出そうとする。

させない!

一人の首が飛ぶ。

横からもう一人が襲い掛かる。

みぞおちをを蹴り飛ばし、くの字に曲がった背中に剣を突き刺す。

とりあえず、弓兵は屠った。

足が遅いデーモンは、まだこちらに向かっているところだ。

ここからだ。

こちらからも向こうへ駆ける。

10メートル。

8メートル。

5メートル。

・・・

すれ違いざまに、攻撃をかわしつつ、攻撃する。

やはり浅いか。

このままでは埒が明かない。

どうする?

そう思ったとき。

右腕が赤く燃え始めた

「これは!?」

後ろには大きな斧を振りかぶるデーモン。

しまった!

反射的に腕で頭をガードしようとする。

そのとき、

腕の炎がさらに大きくなり、

デーモン向かって放たれた!

炎は一気にデーモンを包み、

悲痛な叫び声をあげた。

「これだ!」

「うおぉぉぉ!!」

1発、2発と追撃し、デーモンは消滅した。

この力はなんだったんだ?

これが呪術か?

呪術師として生まれながらも、呪術を知らずにいた私。

秘めたる力が今、放たれようとしていた。

~第5夜~


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